独学で英語は磨け! 概略とおさらい

Jan 17, 2021/ 更新日:Feb 28, 2021

独学で英語を磨く方法、その概略と方法!

英語を独学で習得する方法を、「基礎力強化」「英語脳作り」「実践力強化」の3つのステップに分けて説明します。初心者の方にも、頭に入りやすいように説明しているつもりですが、都合のいい意味に誤解せず真意を読み取っていただきたい。

英語は日本語とは別の言語である

英語を習得したければ「英語は日本語とは別の言語である」ということを何度も学習の途中に思い起こす必要がある。そんなことは当たり前だと、大方思い、考えているでしょう。 しかし、これほど英語を身につけようとする者にとって再認識すべき重要事項は、これ以外はあまりないのだ。

「別の言語である」であるから、英語を母国語とする人たち(以後「ネイティブ」と表記する)は、英語で思考活動をしているというにほかならない。ということは、日常生活、仕事から喜怒哀楽(の表現)まですべて英語環境で行われている、という現実を再認識する必要がある。

哲学的に格好をつけるなら、「あなたの住む世界は、すべて言語で切り取られる」という考え方である。 多くの人にとってこれは事実のはずである。言語を使わずに、現代社会を生き抜けるとは想像し難い。

別のページで詳しく述べるつもりだが、住む世界が言語で切り取られるという意味は、ネイティブは英語で世界を切り取って感じているという事になり、日本語で世界を感じることとは切り口が違う、世界を別の形で感じている事にほかならない。

このことは、日本語を媒として、英語の世界をみるとどうしても日本語の縛りから抜け出せず、口から発せられる言葉は、ネイティブのような英語にはならないのである。

独学のコツをまとめる

英語を効率的に習得したいのであれば毎日の自主的な学習は必須である。これは誰でも語ること、これまでずっと語られてきたことである。英語上達の秘訣は独学をベースにすることである。

独学の際、「何をどのように学習するのか?」が一番の重要ポイントである。それは自分で選択して決めるものである。

現実的に、大人になってから英語が使えるようになるには、①「基礎力強化」、②「英語脳作り」、③「実践力強化」の3つのステップを地道に学習していくことが最も効率が良い。

「基礎力強化」とは、言語を構成する基本要素である3つの基礎的知識、「単語」「文法」「発音」を習得することから始まる。

「英語脳作り」とは、意識せずして、上の3つの基礎的知識を活用することである。 不条理なことを英語で要求されたら、英語でキレることができていればこの段階は達成している。込み入った話なら日本語に切り替わったり、日本語や地方の方言で怒りを表現してしまう程度だと、まだ英語脳になっていない。 また、映画を観ながら字幕にケチをつけている段階では、まだ脳が半分日本語脳に支配されていることになる。

この段階を達成できれば、英語を英語のまま、日本語を介在させずに、英語の語順のまま理解することになり、逆に日本語を介在させてしまうとパフォーマンスが落ちることが体感できるようになる。

「実践力強化」とは、いわば「慣れ」のことである。 単語帳から習得したゴネたむずかしい表現に頼ることなく、英文が湧いてくる、表現がシンプルまとめられ、定型表現を別枠で操れる能力を向上させることである。 結果的に、この段階では、自分の英語に流暢さが加わるようになる。

上の3つのステップそれぞれについては、厳密にジャンル分けできるものではない。単語を覚えよう暗唱している段階で、英語脳が準備されなければならないし、同時に慣れて流暢さもつかまなければならない。

あくまで、ステップは概念を説明するための便宜的な区別に過ぎない。この点は誤解なきよう。